2016年の2月下旬に自転車で北海道にツーリングに行きました.その記録をいくつかの記事に分けて書きます.今回は準備と計画その1です.
2015年12月上旬,学部4年生だった自分は研究室で卒論と実験に追われていて心身ともに疲弊しきっていました.そういうときは,正常な思考ができないのか,なぜかバカなことをやりたくなってしまう傾向にあります.
このとき,冬の北海道を野宿しながら自転車で走りたいと思いつきました.しかし,ひとりでは不安なので,部活のある先輩に夜「2月に自転車で北海道行きませんか」と誘ってみたところ「いいよ」と快諾していただきました.
それから1週間後,中部から新千歳までの往復の航空券(SKYMARK)を押さえ,北海道行きが決まりました.思い立ってから航空券押さえるまで9日程度です.行程は6泊7日です.
平日の中部-新千歳便は,早めに予約すればLCCで片道7,000円程度で済みます(雪まつりシーズンを除く).新幹線で東京に行くより安いです.これに自転車手荷物料2,000円がかかりました.SKYMARKは品目によらず重さで決まります.なのでなぜか帰りは重くなり,3,000円かかりました.
ウェアは基本以下のような感じで走りました.気温は0℃~-17℃程度
・上
モンベル ジオライン中厚手
Tシャツ
ユニクロのフリース
ユニクロのウルトラライトダウン(下り)
Columbia omni-heat
・下
モンベル ジオライン中厚手
短パン
高校のサッカー部のときのミズノのウィンドブレーカ
・靴下
・靴
モンベルの冬登山向けモデル(名前忘れました,確か廃盤)
・その他
スキー用グローブ(走り始め,下り)
秋冬用グローブ(登り)
ネックウォーマー
ニット帽
当時はお金がなかったので,ユニクロや持っていたもので補っていましたが,ダウンやフリース,ウィンドブレーカーはお金があるならちゃんとしたものを買ったほうが,高機能で携帯性が上がるのでいいと思います.また,グローブは自分はこれで大丈夫でしたが,先輩は自分よりいいの使っていたけど指先冷えて大変そうでした.あくまで参考にしてください.
Columbiaのomni-heatもミズノのウィンドブレーカも防水ではありませんが,低温すぎて雪が水にならないため問題ありませんでした.ただし,気温が1℃を超えてくると防水または撥水性能は必要かもしれません.
持ち物は普段のツーリング装備に加えて特筆すべきものは以下の通り
・駅前アルプス シュラフカバー
・温度計
最低で-17℃環境下で野宿しましたが,冬シュラフは#1でも性能不足な気がしました.初日はほとんど寝れず,2日目以降は体が慣れたのか,疲れていたのか割と眠れました.着込めば大丈夫なのかもしれません.
シュラフカバーはおそらく機能していません.不要でした.
温度計はあると楽しいです.
↑フロントバッグにつけてそのときの気温を見れると楽しい
あればよかったものは以下の通り
・魔法瓶
・アクションカム
氷点下だとあらゆる水分が凍ります.もちろんボトルゲージに飲み物をさしておくのは不可能です.なので万が一すべての補給の水分が凍結しても大丈夫なように魔法瓶に水を入れて持っておくと安心だと思います.
アクションカムは全面凍結して光っている峠の下りとかで使えばよかったかなと思いました.
↑保温が甘くて完全に凍った2Lの水
↑実際の装備
思ったほど持ち物は普段のツーリングと変わりありませんでした.ウェアとシュラフだけ冬仕様にすればいいのかなと思います.ただし,ウェアが多いので非常にかさばります.
次のその2では自作スパイクタイヤについて書きます.